電通「鬼十則」と「裏十則」とは?東大卒エリート美女、自殺の背景
広告大手代理店「電通」に勤めていた高橋まつりさん=当時(24)=が、過労を苦に自殺したことが波紋を広げている。
高橋さんは直前の2カ月、友人や母親らに、LINEやツイッターなどで「過労」をうかがわせる50通以上のメッセージを発信していた。
「本気で死んでしまいたい」。
そこには、もだえるような苦しみがつづられている。
電通は以前にも入社2年目の男性社員を過労自殺で失った。悲劇はなぜ繰り返されてしまったのか-
弁護士は、電通の「鬼の十則」が背景にあると指摘。
電通の「鬼の十則」その裏の「裏の十則」とは
「電通」には4代目社長吉田秀雄によって1951年につくられた電通社員、通称「電通マン」の行動規範とも言える「鬼十則」と呼ばれる非常に有名な言葉があります。いわく、
1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。
というもの。これは割とよく知られているのですが、その逆バージョンである電通「裏十則」というものもあったようです。
1)仕事は自ら創るな。みんなでつぶされる。
2)仕事は先手先手と働きかけていくな。疲れるだけだ。
3)大きな仕事と取り組むな。大きな仕事は己に責任ばかりふりかかる。
4)難しい仕事を狙うな。これを成し遂げようとしても誰も助けてくれない。
5)取り組んだらすぐ放せ。馬鹿にされても放せ、火傷をする前に…。
6)周囲を引きずり回すな。引きずっている間に、いつの間にか皆の鼻つまみ者になる。
7)計画を持つな。長期の計画を持つと、怒りと苛立ちと、そして空しい失望と倦怠が生まれる。
8)自信を持つな。自信を持つから君の仕事は煙たがられ嫌がられ、そしてついには誰からも相手にされなくなる。
9)頭は常に全回転。八方に気を配って、一分の真実も語ってはならぬ。ゴマスリとはそのようなものだ。
10)摩擦を恐れよ。摩擦はトラブルの母、減点の肥料だ。でないと君は築地のドンキホーテになる。
あと、責任三カ条なるものも存在しているよう
1. 命令・復命・連絡・報告は、その結果を確認しその効果を把握するまではこれをなした者の責任である。その限度内に於ける責任は断じて回避出来ない。
2. 一を聞いて十を知り、これを行う叡智と才能がないならば、一を聞いて一を完全に行う注意力と責任感を持たねばならぬ。一を聞いて十を誤る如き者は百害あって一利ない。正に組織活動の癌である。削除せらるべきである。
3. 我々にとっては、形式的な責任論はもはや一片の価値もない。我々の仕事は突けば血を噴くのだ。我々はその日その日に生命をかけている。
高橋まつりさんの言葉
「休日返上で作った資料をボロくそに言われた もう体も心もズタズタだ」(10月13日)
「眠りたい以外の感情を失った」(10月14日)
東京大学文学部を卒業し、平成27年4月に電通に入社した高橋さんは同年10月、インターネットの広告部門を担当していた。半年間の試用期間を終えて本採用となったばかりで、人数不足と業務の増加に苦しんでいた。
「生きているために働いているのか、働くために生きているのか分からなくなってからが人生」(11月3日)
「土日も出勤しなければならないことがまた決定し、本気で死んでしまいたい」(11月5日)
「毎日次の日が来るのが怖くてねられない」(11月10日)
「道歩いている時に死ぬのにてきしてそうな歩道橋を探しがちになっているのに気づいて今こういう形になってます…」(11月12日)
11月に入ると、「死」という言葉がメッセージに現れ出すようになり、具体的な自殺の場所まで探している様子がうかがえた。
「死にたいと思いながらこんなストレスフルな毎日を乗り越えた先に何が残るんだろうか」(12月16日)
「なんらな死んだほうがよっぽど幸福なんじゃないかとさえ思って。死ぬ前に送る遺書メールのCC(あて先)に誰を入れるのがベストな布陣を考えてた」(12月17日)
12月に入るとさらに深刻な状態に。クリスマスの12月25日、社員寮の4階から身を投げた。
2016/10/15 20:06
2016/10/15 20:06
2016/10/15 20:15
2016/10/15 20:36
気がついたら、逃げる気力もないくらい疲弊していたんだろう。悲しいね。つらかったね。
2016/10/15 20:28
そんな気持ちが少しでも有れば、誰かが救いの手を伸べた筈だから…
2016/10/15 20:04
2016/10/15 20:27
2016/10/15 20:08
2016/10/15 20:14
2016/10/15 20:09
電通ブランドは手放せなかったのか。
2016/10/15 20:45
意義がない。なくなって欲しい。電通は社会からなくなって欲しい。
2016/10/15 20:19
親はエリートでなくても良いから健康で幸せでさえ居てくれたら良かったのに、、、
2016/10/15 20:54
2016/10/15 20:10
というのが彼女の遺した大きなメッセージでしょう、、、、これから先、会社が変わるとは思えないから。
2016/10/15 20:57
辞めるのは勇気が要ることかもしれないが、会社の体質に違和感を感じる会社は早めにてを切った方が無難な時もあるよ。
2016/10/15 21:02
2016/10/15 20:42
2016/10/15 20:19
2016/10/15 20:26
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2016/10/15 20:55
2016/10/15 20:56
2016/10/15 20:07
違う道を選ぶ選択肢はなかったのだろうか?
2016/10/15 21:14
飲み会でのパワハラとかも「まぁ、電通だから仕方がない」的な風潮もあるけど、もうそういう時代じゃないと思う。
2016/10/15 20:51
時もあるけど、上司は自分を、自分は部下をいつも見ている。
ホントにこんな会社があるのか?って、今さらながら思ってしまう。
2016/10/15 21:27
むしろパワハラの方がしんどいよ。
この場合どっちも駄目だけど、残業を強いた電通とともに、パワハラ上司もしっかり責任追求してほしい。
2016/10/15 20:58
しかも、残業代なんて出ない仕事は特に。
2016/10/15 21:03
ライターは本当にレベルが低い。
2016/10/15 21:07
2016/10/15 20:52
会社なんて幾らでもあるが、命は一つしかないのだから。
2016/10/15 21:15
2016/10/15 20:54
霞ヶ関のほうがよかったのでは?
2016/10/15 20:17
2016/10/15 20:45
良く分からない
やりたい仕事があったのかな?
>東大卒エリート美女
スポーツ紙かと思ったら
産経って…w
2016/10/15 20:03
これは電通だけの問題ではない。労働問題はこれを機に深く広く斬り込んでいかなければならない。
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